葉山芸術祭<森山神社のアート市>

+++4月中旬〜5月上旬+++

(『めいのスケッチブック』より転載:5/10・11・12/2003)

BBSでもレポートしました、森山神社の『アート市』。
大きな楽しさと感動を与えてくれた今年の葉山芸術祭、トリを飾るにふさわしい一大イベントでした。

この日は本当に素晴らしい気候で、太陽が出ているにもかかわらず、気温は適温・湿度も低くて、過ごしやすい5月の晴天に恵まれたのでした。

森山神社は今回初めて行ったのですが、突き当りが御用邸のR134からほんの少し右に入ったところにあります。
参道の入り口からびっしりと「はっぴー・くらふとバザール」が立ち並び、これが本当に見てるだけで楽しいのです。

焼き物あり、ポストカードやイラストあり、木工品や手工芸品、織物、アイディア作品、もうなんでもあり!って感じ。(笑)
興味を引かれて足を止めれば、自然にしゃがみこんで作品をじっくり見てしまう。
そんなブースを4つほど御紹介!(^o^)ノ

まずは写真の左上。

「いらっしゃいませ〜」
「。。。これはなんですか?」
「カニです!」
「。。。なるほど。こっちもカニですね?」
「ハイ!ウチは『蟹屋』ですから」
「あぁ!なるほどなるほど。」

こんな罪のない会話が何回も繰り広げられ。(笑)<実話です。
いろんなカニさんがいました。
かわいかったです♪

次、写真右上は中国のトンパ文字で印を彫ってくれるブース。
カナリ惹かれました。
自分の名前でも良いし、お気に入りの格言でも良いそうな。
「天晴れ(あっぱれ)」という文字を注文したヒトがいて、それは象形文字のように一文字で表わされるのですが、とってもイカしてました。

写真左下、ペーパークラフト・切り起こしのカードも素敵でした。
あれって計算されつくしてデザインし、丁寧にカッターを入れるんですよね。
習ってみたい、と思ったことがあります。<とても独学ではムリ!(^^ゞ
手作りで切り起こしのバースデイカードとか作れたら良いと思いません?

そしてとっても感動したのが、ビーチコーミング(海岸でモノを拾って歩くこと)のオブジェを出していたブース!(写真右下。)
私もよく貝殻やビーチグラス(ガラスのかけらが波に洗われて角が取れ、丸くドロップのようになったもの。
色もフロスティーでなかなかカワイイ)や流木なんかは拾いますが、それって「キレイなもの」として拾っているのね。
でも今日見たものは、プラスティックのかけらや、空き缶の蓋、ちぎれたアルミの破片など、多分ビーチで見たら「。。。汚いなぁ」と思われるもの。
それを丁寧にコラージュして、まさにアートしているのです!
考え方が素晴らしい!

他にもたくさん楽しいお店やさんが並んでいましたよ♪
ここをウロウロするだけで1時間は必要ですな。(笑)

連載Aに続く。

『はっぴー・くらふとバザール』を過ぎると、そこからは『屋台村』です。
エコロジカルな運営を趣旨とする芸術祭ですので、食器の類はトレー・おわんをレンタル。
昔の学校給食の時に使っていたようなアルミのモノで、実際使っていた物の払い下げなんじゃないかな?!
ものすごく使い込まれていました。(笑)

場内放送で「食器洗いがたまっています!手伝ってくれる方緊急募集!」なんてアナウンスも流れちゃう。
2回も3回も同じ内容のアナウンスが繰り返されなかったことを思うと、すぐにボランティアスタッフが集まったのでしょうね。(^o^)

写真左上は一番お気に入りだった「サーターアンダギー(沖縄のドーナツ)」を提供していたブース。
揚げるそばから売れてしまって、テンテコマイだったようです。
私も揚げたてねらって待っていたのですが、その間のおしゃべりにも花が咲きました。

「沖縄といえば、ゴーヤも美味しいですよね。」
「あ、いいですね。来年はゴーヤ・チャンプルーも出品しようかな。」
「それ良い!じゃ、ソーキそばもお願いします。」
「わぁ、忙しそう!(笑)」

あぁ、おなかヘッテキタ。。。来年が待ち遠しいです。(笑)

写真右上・左下はバリ舞踊のパフォーマンス。
なぜ葉山の神社でコレが見られるのか不思議な気持ちになりましたが、とっても美しかったです。(笑)
パフォーマンスが終わった後の舞踊団のお姉さま方は、境内の一番上のお社の前で記念撮影をされていたのですが、シロクマさんたを見つけて「一緒にいいですか〜」と指名されてしまいました。σ(^◇^;)
さんたさんたら、いつにもまして「でへへぇ〜」顔でした。。。(爆)

写真右下、『雑木林LIVE!』と名付けられた特設野外ステージです。
まるでこのためにデザインされたかのようなひな壇上の客席(もともとこうなのです、この神社)とその下の一色会館(ステージ)。
人と音楽と自然とが一体になれるような感覚が最高でした。
ライブのトリを飾ったのはHALKO(桑名晴子)さん!
私たちは残念ながら聴くことができなかったのですが、本当に素晴らしいライブだったとか。
来年も期待しましょう!

連載Bに続く。

この『アート市』の特筆すべき点は、会場全体に漂っていたムードです。
誰とでもどんどんお話で来ちゃうような、そんな風が吹いていました。

ビールを買おうと並んでいる時。
サーターアンダギーがアツアツであがるのを待っている時。
おもしろそうな品物に足を止めて、よく見ようとしゃがみこんだ時。
トイレで順番待ちをしている時。
いつでもどこでも気軽な一言から「楽しいですね〜」「良いお天気で最高ですね〜」と言葉が続いていく。

すっかり子どもに戻った気分で(?)その辺の子どもたちと一緒に即席アートしちゃったりもして。<すっかりガキ大将。(笑)
写真上段はその時の作品&メンバー。

下段は『はっぴー・くらふとバザール』の流木屋さん。
さんたの迷子札(名前&電話番号入り)を作ってもらっちゃいました♪
世界に一つの迷子札、これでさんたも万が一の時にも安心です。

3回にわたって連載してしまった葉山芸術祭・森山神社の『アート市』。
少しは雰囲気が伝わったでしょうか。(笑)
皆様どうぞ、来年の5月は葉山においで下さいませ!
文化的に、しかもチープに(これ重要!)楽しめること請け合いですよ♪

葉山芸術祭実行委員会の皆さん、本当にお疲れ様&ありがとうございました。
また来年、心から楽しみにしています。

以上、連載終了!(^o^)ノ


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